唐草六合(カラクサリクゴウ)

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作品ナンバー No.0024
タイトル 唐草六合(カラクサリクゴウ)
素材 キャンバス、油彩
大きさ F100号(1,620×1,303mm)
制作年 2022年10月
展覧会名 2023 日白会展(入選)

絵の説明

唐草の実を捜して旅をしていた女性が、長良川の岩場で唐草の木を見つけました。
そこには、6つの種が生っていました。女性はその種を持ち帰り、村で育てることを決めました。その時、6つの種は6つの方位を示していました。上・下・右・左・前・後。
その六つの方向を六合(リクゴウ)といいます。
女性が持ち帰ったのは、前と後ろの種。過去と未来を意味します。頂いた種は懐紙の上に乗せてあります。懐紙の折り目は自分の方を向いているので、「頂きます」と意味合いがあります。
絵の中に1つあるもの、光を放つ大きな鯨雲。鯨は地球上で一番大きな動物で地球で生きていくことを決めた動物といわれています。人物が2人。右側の赤いパンツをはいた女性がリーダーです。そのパンツの足元には犬を3匹従えています。唐草の木が4本生え、雲の中に隠れた動物が5匹。猫・豚・亀・象・鳥。それぞれに意味があります。豚はとんとん拍子に物事が進む。唐草の種が6つ。

配色について

聞こえてくる音楽は、ビートルズの「イマジン」。良く見ると右がジョンレノンで左がオノヨウコに見えなくもないですね。ジョンはドイツ国旗の配色「黒・赤・黄色」。そしてヨウコは「青・白・赤」そう、フランス国旗の配色。昔、両国は度々戦争をしていました。世界平和を願って、ハートの形にしたのかも知れませんね。

構図について

構図の説明

赤いハートマークになるように人物を配置。

構図の説明

青い線は水平線が上下で黄金比率で分割。

構図の説明

黄色の丸は、唐草の種の場所。その位置は中心線や対角線上に配置されています。

構図の説明

懐紙に乗った種

構図の説明

顔の詳細

構図の説明

鯨雲の上に猫・右端には亀に乗った豚が隠れています

構図の説明

草の右側にサイン